神戸市北区にてRC（鉄筋コンクリート）車庫の撥水の塗装を施工しましたのでご紹介します。

現況

今回施工するのは画像で見えている車庫の前部分になます。現状外側は、直射日光や紫外線・雨・風の影響を受けて劣化しておりました。内側は比較的綺麗な状態でした。陽が当たる場所とそうでない場所ではこれだけ変わるんですね。

高圧洗浄

まずは黒く汚れている部分を高圧洗浄で綺麗に洗浄します。

撥水1回目

撥水１回目の塗装です。今回、使用の撥水材は日本ペイントのアクアシール２００Sになります。アクアシールはシリコン系の浸透性吸水防止材になります。コンクリートなど吸水性のある材料に塗布浸透させることにより通気性を持った吸水防水層を形成します。この吸水防止層は、水による種々の弊害から躯体を保護します。撥水材は透明になり、ローラーで塗装すると濡れ色になり、１０分程度で元に戻るイメージです。

撥水２回目

撥水材２回目の塗装です。濡れ色になりますので塗り残しはありませんが、早々に内部に浸透して元に戻りますので、その点さえ注意する程度で難しい塗装ではありません。アクアシールは、コンクリート等の躯体表面に塗布するだけで内部に浸透し、コンクリート表層部に吸水防止層（撥水層）を形成します。また吸水防止性がコンクリート表層部に形成する吸水防止層は優れた吸水性を発揮します。躯体内部に浸透したアクアシールは毛細管を塞いだり、塗膜を作らいないため浸透性に優れています。

撥水３回目

撥水材３回目の塗装です。コンクリート躯体内部への水の浸透を抑制することにより、鉄筋の発錆や凍害・塩害・アルカリ骨材反応などの劣化現象を抑制し、吸水率を低減させることにより、雨水とともに侵入する、チリ・ホコリなどの汚れがつきにくくなります。意匠性保持で躯体の意匠性を損なうことはありません。白華抑制機能があり、撥水層が水の移動を1/10に低減させることにより、躯体内部からの白華（エフロエッセンス）の析出を抑制します。

撥水完了

撥水材を３回塗装し、ＲＣ車庫の撥水塗装が完了になります。普段は施工前と施工後で色の違いが目に見えて分かるのですが、今回は塗装前とまったく同じですので少し不思議な感じがしますね。

乾燥後に水を掛けて検査しましたが、すごい撥水力で水がまったく浸透せず弾いていましたよ！

今日は何の日？今日の１枚！

本日３月２９日はマリモの日です。1952年のこの日、北海道・阿寒湖のマリモが国の特別天然記念物に指定されました。 阿寒湖のマリモは、1897年に当時の札幌農学校（現：北海道大学）の本科生だった川上瀧彌農学博士によって発見されました。 阿寒湖のマリモは大きく美しい球状で国家的に価値が特に高いものとして、文化財保護法により国の特別天然記念物に指定されています。今日の１枚です。足場解体が無事に完了です。

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