外壁塗装の下塗りの重要性と種類

外壁塗装を施工する際に施主様にはお見積りの段階で外壁塗料の機能や性能から塗料を決めて頂きますが、下塗り塗料についてはこちらで外壁の種類や状態によって決めさせて頂いております。下塗り塗料は、お家の状態や外壁の材質によってシーラー・フィラー・プライマーなどが使いわけられます。中塗り塗料や上塗り塗料には、水性塗料・弱溶剤型塗料といった塗料タイプなどそれぞれに適合している相性の良い下塗り塗料を選択する必要がありますので、お見積りの段階ではどのような下塗り塗料を使用するのか確認しておくことをオススメします。

下塗り塗料の種類

シーラー

シーラーは外壁材に中塗り・上塗り塗料を密着させる接着剤としての機能を持っています。また、外壁材への中塗り・上塗り塗料の染み込みを防ぐ抗浸透機能があります。外壁にシミやクラックがない場合は、下塗りにシーラーを使用します。シーラーには水性タイプと油性タイプがあり、水性タイプのシーラーはコンクリート・モルタル・石膏ボードなどの外壁材にしか使用できません。それ以外の外壁材の場合は油性タイプの「浸透性シーラー」を使用します。浸透性シーラーは水性タイプのシーラーよりも接着力が強く、外壁材の内部まで下塗り塗装ができるので、外壁自体の強度も高められます。浸透性シーラーは、窯業サイディングボードやALCや風化してしまったコンクリートやモルタルなどの外壁材の下塗り塗装に使用されます。

シーラー
アステックペイント・エポパワーシーラー

プライマー

機能はシーラーと基本的に同じです。外壁材が鉄・ステンレス・アルミなど金属系サイディングボードやパネルの場合に使用されます。プライマーには外壁材のさび落とし機能はないので、下塗りをする前に外壁材に発生したさびをサンドペーパーなどで除去しておく必要があります。

プライマー
日本ペイント・ハイポンプライマーⅡ

フィラー・微弾性フィラー

外壁にヘアークラックの細かい亀裂や軽い凹凸等があって上塗りが困難なときは、フィラーを下塗りして塗装面を平らにしておきます。特にクラックが起きやすいモルタルの壁では補強効果を持つフィラーが下地材に選ばれます。ヘアークラックの上からフィラーを塗るときは深さが0.3mmぐらいまでの浅いものに限り、それ以上深い場合は割れを補修する工事が必要になります。微弾性フィラーはシーラーの効果とフィラーの効果を両方兼ね備えた下塗り材になります。フィラーと違って様々な外壁に塗装することができ、さらに弾性という名の通り、伸縮して外壁の動きに追従するため塗装後のひび割れ再発を防ぐ効果も持っています。

フィラー・微弾性フィラー
アステックペイント・ホワイトフィラーAⅡ

外壁の塗装の際は、既存の外壁がどんな材質でどのような塗料が塗られているか?現調時に確認させて頂き、下塗りに使用する塗料を決めさせて頂いております。現場現調はお家の健康診断だとお考えいただき、現在のお家の状態を把握していくのも大切だと思います。

今日は何の日?今日の1枚

本日2月27日は女性雑誌の日だそうです。イギリス・ロンドンで世界初の女性向け週刊誌が創刊されたことにちなんで記念日が制定されたそうです。本日の1枚です。本日現場現調させて頂きました現場です。鉄骨の塗装の見積り依頼でした。錆びている箇所はありましたが、腐食している箇所はありませんでしたので、ケレン作業をおこないそのまま塗装できそうです。

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