スレート屋根の塗装（スーパーシャネツサーモF）（神戸市北区）

2024 10/16

2024年10月16日

スレート屋根の塗装をアステックペイントのスーパーシャネツサーモのＦを使用し塗装作業をおこないましたので、ご紹介します。

屋根の現況

スレート屋根の現況です。１０数年前に屋根の塗装を施工されたそうですが、ご覧のように黒くなっているところが、カビになり緑色になっているところが、苔になります。日当たりの悪い面は特にカビや苔が付着しやすく見た目にも悪く、屋根の防水性が低下している可能性があります。このまま放置していると塗装が出来ない可能性もありますので、注意が必要です。また、屋根は外壁と違い、普段は見ることが出来ない場所になりますので、定期的なメンテナンスをすることをオススメします。

屋根の高圧洗浄

屋根の高圧洗浄になります。屋根の高圧洗浄をおこなう際はご覧のように飛散防止対策として、サーフィスクリーナーを使用します。円盤型でブラシが付いており、上から押えて洗浄することで、水しぶきが飛散しにくい構造になっております。通常の高圧洗浄のガン機を使用するよりも格段に飛散量は少ないです。その他にも、ブルーシートを張る・張り出しの養生をおこなうなどして、なるべく飛散がないように作業するように、何時も心掛けながら高圧洗浄の作業をおこなっております。

屋根の下塗り塗装とタスペーサー取付

屋根の下塗り塗装になります。アステックペイントのサーモテックシーラーを使用です。サーモテックシーラーは下地への浸透性が高いため、塗布することで下地を浸透固着させることができます。サーモテックシーラーに含まれる遮熱顔料の効果により、太陽光の近赤外線を反射し、遮熱性を発揮します。下塗り材にサーモテックシーラー、上塗り材に遮熱塗料を組み合わせて塗布することによって、より効率的に赤外線を反射することができます。下塗りのシーラーの塗装が完了し、続きまして縁切り作業のタスペーサーの取付をおこないます。縁切りをする最も大事な理由は雨漏りを防ぐためです。雨水は・強風時・大雨など想定外の雨が降ったときには構造上屋根材の下にも入り込むものです。
ですから入った雨水をどうやって排出するかが重要です。縁切りが必要な薄型化粧スレートの屋根材は表面に溝があり、この溝は屋根材の下に雨水が侵入した際に排出します。しかし屋根塗装をすることでこの溝を塗料でふさいでしまうことがあり、そうすると雨水の逃げ場がなくなるので屋根下地の腐食、ひいては雨漏りに繋がりますので、縁切り作業は重要になります。

屋根の中塗り塗装と上塗り塗装

屋根の中塗りと上塗り塗装になります。アステックペイントのスーパーシャネツサーモF（フッ素塗料）になります。スーパーシャネツサーモＦの特長は、チタン複合特殊無機顔料が高い日射反射率（遮熱性）で屋内温度の上昇を抑える、遮熱性があります。屋根の色として人気がある「黒」「紺」「緑」ですが、従来の塗料に使用される顔料は、熱をため込みやすいのが難点でしたが、スーパーシャネツサーモＦで使用している「チタン複合特殊無機顔料」は、近赤外線を効果的に反射する性質があり、温度上昇を抑えることができます。従来の塗料の顔料には「酸化チタン」が使用されているため、紫外線を浴びると「ラジカル」と呼ばれる劣化因子が発生し、塗膜を劣化させてしまいます。スーパーシャネツサーモFは、ラジカルの発生を抑制する「ラジカル制御技術」を採用、紫外線を浴びてラジカルが発生してもシールド層がラジカルの放出を防ぎ、劣化を抑制することができます。期待耐候年数は１６～２０年となっておりますので、長期間屋根を紫外線や直射日光から守ってくれます。